序の空間
我が邸の玄関の前に立つまでのひとときにも、一歩進むごとに景色を変え、目を愉しませてくれる物語がある。
序の空間となるメインゲートからエントランスホール、中庭へと続く素材と意匠、造形の繊細な共鳴と調和が魅了します。
麗しいひとつのシークエンスで、人をいざなう空間を描きました。
職人が手掛けて創り出すハンドメイドのせっき質タイルは、土の感触を伝える上質なもの。
さらに繊細な表情のボーダータイルや素材感そのものに品位がある天然石など、こだわりの素材で自然の風合いを空間に添えました。
キャノピーによって構成されたゲート風の演出が格調高いエントランス。
この地に親しみのある武庫川水系に見られる真砂土色に似た色合いのせっき質タイルが独特の素材感を醸し出します。
また、合わせて、光と影が綾なす透かし積みの手法も用いました。
建物内に歩を進めると階段を降りて先へと続く吹抜けの風除室。
せっき質タイルと木目調素材により、落ち着いたホテルライクな迎賓の印象を演出しています。
壁面の一部を天然石で装うことでアクセントとし、趣のある照明を設けて品格を高めました。
景観に馴染むエントランスに迎えられ、階段を下りて先に広がるのは、中庭の緑が瑞々しいエントランスホール。
いざなわれるように導かれ、ご歓談にも適した開放的で上品な空間へと至ります。
せっき質タイルと木目調素材をこの場にも用いて、一連のシークエンスとしてのつながりを与えています。
ロビー使いのできる集会スペースにはお寛ぎいただけるソファをご用意し、中庭を借景として取り込む演出を施しました。
飾り棚や折上天井、ブラケット照明などが優美な感性を引き立てます。
エントランスホールに対する演出空間というだけではなく、様々な位置から愉しめる趣向を凝らした中庭。水紋をモチーフとして心の平穏を表現し、立体的に重なり合う造形を与えました。
この計画は、敷地の南・西・北の3方が道路に開かれた角地に佇みます。
中庭を囲むように3つの住棟を配し、外に開かれた爽快感と、内に秘めた静謐な様相を愉しめるランドプランを描きました。豊かな日々を支え、気品を演出する共用スペースを効率的にレイアウトしています。
人が建物内へと行き来するルートと車が駐車場に出入りするルートを分けて安全性に配慮しました。
計61台分の機械式駐車場(一部除く)を確保しました。また、平面式の来客駐車場を2台分ご用意しています。
駐車場側からスムーズに建物内にお入りいただけるようサブエントランスも確保しています。
各種ミーティングをはじめ多目的にご利用いただける集会スペースをエントランスホール横に設けています。
※掲載の各コンセプトイメージスケッチ、石材・タイル等の写真は設計段階のイメージであり、設備・仕様等実際とは異なります。






